健康医療のまゆたま

放射線治療について

がんで亡くなる人口は今や年間30万人以上います。また2人に1人の割合でがんになり、3人に1人はがんで亡くなると言われています。それぐらい大きな病気であり、治療することも非常に困難な病気であることが言えます。がん治療には、外科手術、免疫細胞療法、放射線治療の3つがあります。この中で日本で最近注目を集めているのは放射線治療になります。放射線治療の最大のメリットは、切らずに治療が受けられることです。体への負担が少なく、入院も必要ありません。

放射線による治療では外科手術のように身体にメスを入れることがないため、長時間に及ぶ手術に体力的な理由で耐えられないという人や、外科手術では取り除くことの難しい部位を治療できるというメリットがあります。私たちの身体は無数の細胞によって作られていますが、この細胞は遺伝子によって分裂をし増殖をしていきます。この遺伝子による細胞の分裂、増殖は私たちの身体を維持していくために必要不可欠なものですが、この細胞の分裂、増殖は健康な細胞だけではなく悪性の細胞まで増殖させてしまいます。

放射線を用いた治療法では、細胞の中に存在している遺伝子を放射線によって破壊することで、悪性の細胞そのものを死滅させる効果が期待できます。そのため、外科手術のように身体にメスを入れることなく治療ができるので体力を消耗することもなく、治療の際に大きな負担を受けるとはありません。悪の腫瘍がごく初期のものであった場合、この放射線を用いた治療法で完治してしまう場合もあります。
しかしながら、この放射線を用いた治療法には副作用もあります。倦怠感や下痢、食欲がなくなるなどの症状がでてしまうことがあります。